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【数学の解法】一次方程式でケアレスミスを減らすテク

こんにちは!!

今日は、一次方程式についてお話ししたいと思います。早速ですが、次の問題を見てみましょう!

問題

Q. 方程式を解きなさい。

どうでしょうか?

おそらく一次方程式を学校や塾などで学んだことのある方々は、皆さん「解」を出すことは容易だと思います。(ちなみに解は「2」ですが、今はそれが重要なのではありません)

ところでこんな経験はありませんか?

答えが「 3 」なのに「-3 」と書いてしまったテスト・・・

「 x=-5 」が解のところを 「 x=5 」と書いてしまった模擬試験・・・

こんな計算ミスをした経験がある方に、是非この記事を読んで頂きたいです!

一般的な一次方程式の解き方

一般的な解き方として、このように学習した方が多いのではないでしょうか?

つまり、左辺に文字式を集め、右辺に数値だけを集め、まとめていくという方法です。

もちろん、これは正解です!私も初めて方程式を学習する生徒のクラスでは、このやり方によって指導します。

しかし、このやり方には欠点もあるのです。(実は、今回この式を採用しているのも、、、)

3行目の式を見て下さい。右辺にも左辺にもマイナスがついています。ここに、計算ミスの陰が潜んでいます。

一次方程式の最後の形が「 x=■ 」になるということは、3行目にマイナスがある場合、マイナス付きの数値で割算をすることになります。

人間は、マイナスの情報処理があまり得意な生き物ではありません。例えば、「200円支払う」「200円受け取る」と言葉の部分を変化させることで、情報処理を行います。「200円受け取る」ことを「マイナス200円支払う」と日常生活で使用する人はいませんよね??

つまり私たちは、圧倒的にプラスによる情報処理の方が得意なのです!

だからこそ、わざわざ最後に 「 x=■ 」 と xの係数 にマイナスが付かない形になると分かっているのに、マイナスが沢山出てくる移項を行うことは、計算ミスのリスクを高めることになるといえます。

多くのマイナスの処理は、計算ミスの要因になる!

工夫した一次方程式の解き方

それでは、実際にどのように移項すれば良いか見てみましょう。

「一般的な解き方」との違いが分かるでしょうか?

2行目で「 7x-3x 」を実行することにで、「 x 」の係数にマイナスが付くことを回避します。

つまり、こうすることで最後に解を求める際に、必ず「プラスの値で割る」ということが習慣化されます。

しかし、このような指導をすると、必ず以下ような質問がきます。

『 最後に 「 x=■ 」 の形になっていません・・・』

私はこう答えます。

『じゃ、左右ひっくり返せば??(笑)』

多くの皆さんは、中間試験や期末試験で、一次方程式の解を求めることだけが要求されます。その際に解答欄に 「 x=■ 」 の形で表記すればいいだけの話なのです。

もし、途中式を見せる必要がれば、それに合わせた表記に直せばいいだけですよね。

x にマイナスが付かないような、移行を心掛けよう!

まとめ

ここまで記事を読んでくださった方の中には「間違えないでしょ!」「 x を右辺にもっていくなんて・・・」という方もいらっしゃると思います。

それはそれで、全く問題はありません!

このやり方は、一つの計算ミス回避のテクですから、これによってミスが増えるならば、むしろ行わない方が断然良いです!

しかし、早く・正確な計算結果だけが求められているような試験などの場合、極力マイナスの処理は避けるべきだとも思います。

繰り返しになりますが、今回のやり方は、計算ミス回避テクの一つのやり方に過ぎません。皆さんが勉強を進めていく中で、自分なりの計算回避テクを見つけることが出来れば、それを最優先に利用するべきです。

日々の学習で、自分のクセやミスを減らすテクを見つけていくことも、大事な勉強です。明日からはもう少し違う角度から問題を眺めてみましょう!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!!

※ 近日中に「一次方程式」のプリントをアップ予定です。

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